カジノが活用するアートの形態とは?

芸術つまりアートは、広い意味で文化の一部です。アートを表現する世界共通の定義はありませんが、一般的に受け入れられている説として、「人間の感覚や心理を刺激することを目的とする人間の活動またはその産物」と定義されています。 すなわち、アートとは活動であり、物であり、感情および/または考えを伝えるために創造される活動と物との組み合わせなのです。

7つのアート形態

アートはいたるところに存在するのですが、必ずしもそれらに気づくとは限りません。アートとその表現方法は、歴史を通して様々に移り変わってきました。主なアートの形態は、以下の7つに分かれます。

  • 絵画
  • 彫刻
  • 文学
  • 建築
  • 映画
  • 音楽
  • 舞台芸能

 

これら7種のアートは、すべて同様に文化的重要性をもち、それぞれが対象の観衆とグループをもっています。それぞれの人の気持ちと状況は常に変化しているため、どのアート形態が最も人気があるのかを決めるのは容易ではありません。しかし、時を経て歴史と社会がどのように変化したかを最も如実に表す7つのアート形態が映画、絵画、建築、彫刻、文化、舞台芸能、そして音楽であることは疑問の余地がありません。

さまざまな形態をとるアート

カジノとアートを組み合わせて考えたことはありますか?おそらくほとんどの人が「ない」と答えられるかと思います。しかし、カジノとアートは非常に密接に関連し合っているのです。カジノは、ある意味では、広範な観客をもつ一つの現象と言えます。ゲストがカジノを訪れる理由は、興味深いマシン、ゲーム、あるいは一か八かの大当たりだけではありません。

カジノのオーナーたちは、あらゆる手段を使ってさまざまなアート形態を駆使し、できるだけ多くのゲストを呼びよせようと努力しています。カジノスペースの雰囲気、内装インテリア、音楽などをしっかり意識するのです。著名な絵画で内装を飾り、自社の所蔵作品の展示会を行うといったカジノもあります。

アートとカジノ 

スロットマシンはプレイヤーを引き付けるために、いろいろなシンボルを使ってデザインされています。アートとはみなされないかもしれませんが、そのデザインは非常にクリエイティブで戦略的にデザインされています。

豪華な一流カジノの入り口には、広々としたレッドカーペットや高級装飾品、想像もつかないほどの価値をもつ芸術作品などを飾ることが一般的となっています。壁にかかっている絵画は、そのカジノのコンセプトやテーマに当てはまるように慎重に選び抜かれます。アートはカジノと特別イベントを宣伝するための手段として広く用いられているのです。 

ルクソールの賭博場とアート

アートとカジノの組み合わせの最たる例が、米・ラスベガスにあるルクソール・ホテル・カジノです。ここではアンティーク、稀少品、豊かな歴史的伝統をもつ作品などの展示会が開催されます。具体的には、かの有名な沈没船タイタニック号の一部として企画された展示会があり、その企画においては250を超える遺物と装飾品が展示されました。

ルクソールのカジノは、すでに古代エジプトのファラオ時代の様々な遺物を賞品として提供しています。この例からも、一部のカジノがゲストの数を増やすために、たとえ全財産をかけてでも、いかに必死で一定の名声と地位をつかもうとしているかがうかがえますよね。このように、カジノとアートが非常に密接に関わっているという事実を裏付ける例は多々あるのです。

もう一つの興味深い例は、ラスベガスのベラージオ。ここは初めて自社ギャラリーを開設したカジノです。ここのギャラリーでは、アート作品が展示されています。この動きは1998年にラスベガス市内ではじまり、のちにザ・ベネチアンをはじめとする他のカジノでも採用されるようになっていきました。

ギャンブル業界は、自社の製品とブランドを大々的に宣伝しようとしており、ありとあらゆる手段や方法を用います。ギャンブル業界の過去30年におよぶ発展には、目を見張るものがあります。現代テクノロジーの強みをできる限り利用し、トレンドを意識し、市場・ニーズ・需要について分析しているのです。